☆被災地へのランドセル寄付活動報告☆

 

3/11の東日本大震災から、2週間ほどたったある日のこと、

大阪府内在住のPTAの方々より、「卒業生のランドセルを

被災地の子どもへの支援物資として送りたいのですが・・・」

とのご相談が大阪鞄協会事務局に入りました。

本協会では、お申し出いただきました皆さまのご厚意を形にしたいと考え

協会会員の㈱松田カバン 前島社長のご協力のもと

ランドセルの回収、修理、受け入れ先の選定など

準備をすすめてまいりました。

 

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前島社長に、回収していただいた

今回お申し出のあったランドセルおよそ50本を

㈱松田カバン スタッフの方々の手により

ひとつひとつ確認、修理、消毒などをしていただいている様子です。

 

 

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ランドセルの中には、ぬいぐるみや学用品などが。

「これから、きっと楽しいことがあります!

だから、くじけないで 応えんしています!」

と書かれたメッセージカードなども。

 

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寄付していただいたリサイクル品の他に

㈱松田カバンから新品100本を

また、同じく会員の、ランドセル工業会大阪支部長

㈱アオキ 青木公敏社長からも

新品100本を提供していただきました。

 

協会事務局では、ランドセルの受け入れ先を探していましたところ

兵庫県美方郡 新温泉町の教育委員会にて、被災地へ送る

ランドセルを集めておられるとの情報を得ました。

 

皆様のご協力のもと4/11に

全てのランドセルを新温泉町教育委員会へ

お届けすることができました。

その後、NPO法人の皆様の手により、

山形へ運ばれたとのご報告をいただきました。

今後、順次被災地へ運ばれていくとのことです。

◎関連新聞記事はこちら→ ①日本海新聞 ②神戸新聞

 

PTAのお母様方からのお申し出に始まり、

ランドセル受け入れ先の情報をいただきました

毎日放送総務部の吉田様、

新温泉町教育委員会および浜坂高等学校PTAの皆様、

NPO法人の皆様、大阪鞄協会員など、

今回関わってくださった全ての方々の

あたたかな思いがひとつの形になりました。

被災地への支援は、これからも継続的に

行う必要があります。

一度限りではなく、大阪鞄協会は、これからも

できることを探し続け、発信していきたいと考えています。

 

どこかでこのランドセルを背負った子どもたちが

明るい笑顔で復興への光を

照らしてくれているよう願います。

 

ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 

                            (大阪鞄協会事務局 記)

 

◎4/28(木)追記

新温泉町教育委員会よりご連絡があり、その後ランドセルの多くが

福島県南相馬市、会津若松市の学校へ

その他は、宮城県石巻市の学校へ届けられたとのことです。

 
大阪鞄協会 Osaka Luggage Association